不倫体験と、家庭を崩壊させてしまったその代償

今日はここでいままで書かなかったことを書いてしまいたい。秘密を抱えていることはあまりにも重く、どこかに吐き出してしまいたいのだ。実名では決して書けないことではあるし、匿名でも書くことは辛いのだが、それでも沈黙しつづけることよりはましだろう。

わたしは現在、40代半ばになるサラリーマンだ。会社でもそれなりに責任のある仕事を任されており、当然というか、結婚もしていて、穏やかで幸せな家庭を築いていた。ひとり娘がまだ小さく、わたしはとても可愛がっていたのだ。だが、魔がさしたというのか、それとも、もともとそういう資質があったのか、決して家庭に不満があったわけではないのだが、ある時、部下の女性と不倫してしまった。そして、だらだらとその関係を続けることになった。彼女もわたしの過程を壊すことまでは望んでいないようだったので、その点に関しては安心していた。当然、彼女との性行為の際は、避妊にも気を遣っていた。万が一にも子供ができたりしたら、いまの幸せはすべて崩壊することになる。さすがにわたしも、それくらいのことはわかっていたのだ。

しかし――ある時のことだった。わたしは仕事でちょっとした成功を遂げたこともあり、めずらしく泥酔して不倫相手の彼女とホテルでセックスをした。恐ろしく快感のあるセックスだったことを覚えている。妻との間ではなかなか望みがたいような……。だが、そのセックスが致命的だった。いつもは気を遣っている避妊を、酔っていたために怠ってしまったのだ。

そして、運が悪いことに、といっていいのかどうかわからないが、彼女は妊娠してしまった。当然、その事実を妻に隠し通すことはできなかった。結局、ひと通りの修羅場を経験した末、わたしたちは離婚することになった。幸せだったはずの家庭はあっさりと崩壊してしまったのである。どうしてあの時、避妊しておかなかったのか、いまでも後悔が尽きない。わたしの幸せな人生は、あの瞬間に終わったのだ。

 

(40代男性・サラリーマン管理職)